北陸技師会について
北陸消化器内視鏡技師会概要
北陸消化器内視鏡技師会は平成4年12月6日に研究会と併設し、多数の方々の賛同を得て設立し ました。また本会は日本消化器内視鏡技師会(10支部)に附設する支部組織で、富山、石川、福井の三県で成立しています。現在、会員約600名弱で技師会活動を行っております。
本会は内視鏡業務に関わる全ての方、内視鏡に興味をお持ちの方々の情報、意見交換の場として「開かれた技師会」を目指しております。
さらに、内視鏡技師及び内視鏡に従事する者全ての方の質の向上、社会的認知度の向上を目指し、その一環として研究会、セミナー、各県単位のフォーラム等を実施しています。(詳しくは事業案内をご覧下さい)
内視鏡技師制度について
消化器内視鏡制度
消化器内視鏡技師制度は、日本消化器内視鏡学会が医学的基礎知識と内視鏡の専門知識と技術をそなえ、積極的に消化器内視鏡業務に従事する内視鏡技師を養成することを目的とし、消化器内視鏡技師は学識技能の優秀なものを資格認定したものである。
内視鏡技師の業務内容
消化器内視鏡技師制度規則の第5章第13条、消化器内視鏡技師の業務によると「主たる業務内容は、内視鏡及び関連機器の管理、操作補助、整備、修理あるいは患者の看護と検査医の介助並びに検査予約、オリエンテーション、及び資料の管理保存及び関連業務などである」と述べられている。具体的には以下に示すものなどがあげられる。
内視鏡技師の看護的・技師的業務
- バイタルサインのチェック
- 鎮痙剤の注射
- 消泡剤の投与
- 塩酸リドカインによる咽頭麻酔
- 向精神薬、止血剤等の静脈注射
- パルスオキシメーターの装着
- 内視鏡下生検の鉗子の操作
- 異物摘出のための鉗子の操作
- 注射針による薬剤の注入(止血、EMR、硬化療法など)
- クリップ装置の操作
- ポリペクトミースネアの絞扼操作
- 大腸内視鏡挿入時の腹部の用手圧迫または2人法での大腸内視鏡の挿入
- 食道静脈瘤結紮療法(EVL)での結紮具の操作
- 消化管拡張のバルーンの操作
- 内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)の造影剤の注入
- 内視鏡的乳頭切開術(EST,パピロトミー)ナイフの操作
- 内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)でのバルーンの操作
- 砕石術における砕石具、バスケットカテーテルの操作
- 内視鏡下消化管ステント術でのステントの操作
- 内視鏡機器の洗浄・消毒
- 内視鏡機器の保守点検
- 尿素呼気試験
北陸消化器内視鏡技師会憲章
- 会員はチーム医療の一員としての自覚と責任を持つ。
- 会員は内視鏡等の検査方法や、治療の効果が最大限に発揮されるよう努力する。
- 会員は内視鏡を使用する種々の検査、治療等でつねに安全性を考慮し、適正な業務が行えるよう努力する。
- 会員は患者中心の医療を実践していくために、他職種との連携を考慮し、相互に理解協調し、患者様の立場に立って業務を推進する。
- 会員は内視鏡業務が患者の生命と健康の維持に密接にかかわっていることを十分に認識し、たえず医学知識と内視鏡技術の進歩を吸収し、診療業務の向上に努力する。
- 会員は組織人であることを十分認識し、会並びに内視鏡技師の進歩発展に努力する。